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ドクターMの家造りのすすめ

伝統工法、無垢の木、竹子舞、漆喰、いぶし瓦の家の主より

投資としての生命保険。外貨建て積立生保で老後に余裕を。

Life-Plan

生命保険は人生の中で大きな買い物だと言われます。一生のうちに支払う保険金額は数百万円にもなります。額が大きいだけに、失敗したくない、損したくない、あわよくば得したいと考えて色々勉強しました。

今から10年ほど前のことです。お得な生保を探して辿り着いた答えは外貨建て積立生保でした。投資の意味合いが強く、生保はおまけという感じかもしれません。この積立生保に関して10年がかりの仕込みが来春完了するので紹介したいと思います。私の場合は65歳~75歳の頃に投資した保険料の3倍を回収する目論見です。

潤沢な資金をお持ちの方は仕込みに10年もかかりませんし、うま味成分が多いと思います。資金が厳しい人でも少しうま味成分は減りますがチャレンジ可能な案件です。

用語の定義

紛らわしい用語があるので、はじめに当記事で用いる用語を定義しておきます。

  • 保険料 ユーザーが保険会社に支払う保険料
  • 保険金 万一の時、保険会社がユーザーに支払う保険金額
  • 保障額 万一の時、残された家族に必要な資金

生命保険の目的

一般的な生保の目的は、一家の主が万一の時に残された家族に金銭的な保障をすることです。保障額はライフステージ(家族の人数や年齢など)に応じて変動します。

保険相談などで専門家の意見を聞くと、保障額は年齢と共に下がっていき、子供がいる場合は子供が自立するまで高い保障額がキープされるという感じになると思います。

万一の時に、残された家族が自立するまでの生活費や教育費を遺すと考えれば理解できると思います。その際、全ての保障額を生保の保険金で賄う必要は無く、国や会社の保障制度も含めた総合的な評価が必要です。

独断と偏見で保障額のイメージ図を作ってみました。保障額は全体的に年が経つにつれて低下します。子供が生まれた時が最大で、子供が自立すると少なくなります。自分に合わせた保障額を算出して、その保障額をどのように準備するかを考えなければなりませんが、一部または大部分を生保に頼る場合が多いでしょう。

Guarantee-amount

 

なお、家を建てて住宅ローンを抱えるからと言って、保障額を積み増す必要はありません。通常は住宅ローン契約時に団体信用生命保険(通称:団信)に合わせて入りますね。これは万一の時には保険会社が銀行に対して住宅ローンの残債を清算する仕組みです。団信に入っているので、万一の時の住宅ローンのことを心配する必要はありません。

私には今のところ縁のない話ですが、個人事業主の方は、会社・事業に対して生保をかけることもあるようです。

生命保険の種類

生保の商品は星の数ほど存在しますし、ここで詳細を説明するつもりはありません。生保の種類をざっくり分けると、掛捨型か積立型になり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

掛捨型のメリット・デメリット

  • 保険料が安い
  • ライフステージに合わせて保険金を調整可能
  • あとに何も残らない
  • 万一があればお得(金銭的に)

積立型のメリット・デメリット

  • 保険料が高い
  • 保険料が積立金として残る
  • 万一があってもなくてもお得(金銭的に)

 

積立型はあとに残るものがあるため、投資・資産運用のツールとして使われることもあります。今回はまさに、投資・資産運用として積立型の生保を利用した上で、外貨建てにすることで積極的に運用益を狙っているというお話です。

返戻率300%の生命保険で老後にウマウマ

私が利用しているのは、「外貨建て積立生保」と「掛捨生保」の合わせ技です。
今回の主題は「外貨建て積立生保」ですが、私はこれで返戻率300%を目指しています。

返戻率=解約返戻金/保険料x100(%)

で計算されるので、返戻率300%ということは、支払った保険料の3倍をいただこうということです。この利益は老後の余剰資金として使うもよし、年金制度が破たんしても老後破産しないように補填金として使うもよしと考えています。

なぜこんなことが可能になるのでしょうか。私が利用している外貨建て積立生保の内容を説明します。

保険金は外貨で支払われる(終身)

私が入っているのは万一の保険金が米ドルで支払われる終身保険です。つまり、万一が何歳であっても保険金が支払われます。ただし、保険金は保障額の5分の1以下に設定しており、オマケ程度です。不足分は掛捨型で補っています。掛捨型の保険金はライフステージに合わせて増減させます。

一定期間外貨で保険料を支払う

外貨で支払うので為替リスクがあります。私は毎年1回支払ってきましたが、その時々の為替レートにより、円換算の保険料が変動します。支払う際は円高状態が有利です。

また、運用期間を長くするほどお得なので、支払期間は短いほどいいです。一括支払いが最もお得です。私は資金力が乏しいため10括払いです笑(10年で払い込み完了)。それでも30歳過ぎに加入したので、老後まで30年以上運用することになります。

60歳まで支払うことで、1回あたりの支払額を抑えるというプランもあります。

支払った保険料を積み立てて外貨で運用する

運用は保険会社の仕事ですが、円で運用してもなかなか増えませんよね。しかし外貨の場合は高い利率で運用できます。また、最低保証率が設定されていて、市況が悪くなっても最低保証率で運用されます。毎年運用レポートが送られてきますが、それによると過去10年間の運用利率の実績は4%台後半~3%台後半をウロウロしています。これがウマウマの源です。

保険金または解約返戻金は外貨で支払われる

万一の時の保険金や解約返戻金も外貨で支払われます。これらを円で使う場合には為替リスクがあり、為替手数料も必要になります。この時は円安状態が有利です。


返戻率の将来展望

運用利率が3%、4%、5%の場合に返戻率がどのような状態になるか見てみます。

Refundable-rate

縦軸の返戻率が100%を超えると、支払った保険料より解約返戻金の方が多くなるので、そこが損益分岐点です(為替リスクは除く)。

私の場合、10年かけて支払った保険料に対して11年目で早くも解約返戻金の方が上回ります。1年目から運用しているのでこんなことになります。そして11年目以降は返戻率がどんどん高くなります。

今のところ開始から40年後の70歳付近で回収する計画で、4%台で運用され続ければ返戻率300%が見えてきます。

このような状態になれば、保険はいつ解約してもOKですが、できるだけ先延ばしした方がお得なので、解約するかしないかというジレンマに陥りそうです。チキンレースですね。たっぷり返戻金をもらい、それを使い切った時にこの世とおさらばするというのがベストシナリオです。

当然ながら生保なので、この間に万一があれば、保険料が支払われます。しかし、将来、解約返戻金が保険金をも上回る時が来る可能性があります。その場合は、保険金よりも、解約返戻金をもらった方がお得なので、注意が必要です。 

私が入った生命保険はズバリ

メットライフ生命(旧アリコジャパン)の積立利率変動型終身保険(米国通貨建2002)です。主契約のみで払込期間:10年、払込方法:年払いとしています。運用の最低保証率は3%です。

金額はざっくりですが、保険料:約50,000米ドル(5,000米ドル/年)、保険金:約130,000米ドル。下のグラフは、私が保険料を支払った時(毎年3月)の為替レートです。超円高期間を含むので平均100円/ドルとなっておりいい感じです。

Exchange-rate-history

 

考察

運用効率を上げるために外貨を利用しているわけですが、資産を外貨に分散させておくという意味合いもあります。将来ワイハで悠々自適生活という線もゼロではありませんし笑。

また、為替リスクとは言っていますが、超長期的に円が強い(円高)とはどうしても思えません(悲観的な事は書きたくないので自粛)。それにもし円高時代が来たら、解約すればいいだけのことです。基本的には老後は円安で解約返戻金はホクホクだと考えています。

最初にお見せした保障額のイメージ図を、私はどのように賄うつもりか、これまたイメージ図で示します。運用益は将来のお小遣いまたは老後破産の予防資金という位置づけです。

Guarantee-amount-life-insurance


資産を外貨に分散させる、高い利率で運用するという意味では、生保&外貨でやる必要があるのかという疑問はあります。

年率3%~5%の運用を実現できる金融商品は他にもあるでしょう。資産の流動性という観点でも、数十年間塩漬けにするのはデメリットです。

しかし、どうせ生保が必要なのであれば、そして放っておけば資産が増えるというのであれば、選択肢に入るかなと私は思います。

税金と為替手数料

保険料以上の解約返戻金を受け取る際は、一時所得扱いになる場合があり、所得税がかかります。以下のように計算できます。

所得税=所得税率x(解約返戻金ー保険料ー50万円)/2

うまくいけば、500万円払って1500万円受け取れるかもという私の案件では、100万円近く所得税で持って行かれる可能性があります。解約返戻金を分割して受け取るなどの対策が必要になりそうです。

 

保険料を支払っている期間は、年末調整にて保険料控除を申告できます。以下の記事をご参考ください。

 

www.doctor-m.net

 

さらに米ドルで支払われた解約返戻金を円にする場合には為替手数料がかかります。米ドルのまま消費できればいいのですが。これは将来の宿題です。

おまけ

知人のFPにこの話をすると、個人事業主(開業医含む)は、この方法でがっつり稼いでいるそうです。数千万円以上を一括で支払い、長期運用に回す(しかも会社や病院に保険をかけるので経費?)。金持ちさらに金持ちになるの巻ですね。

やはりお金に仕事をさせないと効率はあがりません。自分が仕事した分だけの稼ぎでは1馬力の稼ぎにしかならないよ→私。