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ドクターMの家造りのすすめ

伝統工法、無垢の木、竹子舞、漆喰、いぶし瓦の家の主より

固定資産税の時限軽減のワナと実質負担ゼロも可能な納税方法。

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賃貸住宅で暮らしていた方が家を建てると、これまで無縁だった「土地や家屋に関わる税金」を納める必要が出てきます。まず、土地や家屋を取得した際に一度だけ納める不動産取得税。そして、毎年1月1日時点の土地・家屋の所有者が納める固定資産税・都市計画税。つまり、固定資産税・都市計画税は家に住む限り納め続けることになります。

 

税額が大体どの位になるかを事前に把握して、資金計画に織り込んでおくことは非常に重要です。実は家屋の固定資産税を資金計画に織り込む際に1点だけ注意事項があります。今回はその話と合わせて、税金(固定資産税に限らず)などを納める際のお得情報をお届けします。

先に結論を書きますと、

  • 入居4年後に家屋の固定資産税が倍増することに注意(長期優良住宅なら6年後)。
  • nanacoへクレジットカードからチャージしてセブンイレブンで税金を納付すると1%還元されてお得。
  • ポイント活動している方は、nanacoへポイントチャージして納付すると実質納税負担ゼロも可能。
  • この方法は固定資産税・都市計画税だけではなく、自動車税や国民年金などにも適用可能。

ちなみに今年は我が家が完成して4年目に当たります。先日、無事に?家屋の固定資産税が倍増した通知を受け取って、若干凹んでいます笑。

土地・家屋に対する固定資産税・都市計画税のあらまし

所掌は市区町村

土地・家屋の固定資産税・都市計画税は市区町村の所掌です(東京都は都の所掌)。そのため、詳細部分はお住まいの市区町村によって異なります。とは言え、大勢に影響は無いので、我が家のある東海地方のとある街の話として進めます。

課税基準日と対象者

最初に触れたように、固定資産税・都市計画税は毎年1月1日時点の土地・家屋の所有者(固定資産課税台帳に所有者として登録されている者)に対して課税されます。

税額の算出

固定資産税・都市計画税ともに以下の方法で税額を算出します。

 

税額=課税標準額x税率

固定資産税の標準税率は1.4%
都市計画税の標準税率は0.3%

 

課税標準額さえ分かれば税額を計算できるのですが、これを事前に把握するのはかなり困難です。しかし、家を建てた後ならば納税通知書に明細が記載してあるので、私の例から課税標準額の目安を示したいと思います。記事の後半で詳しく見ていきます。

納税通知書

毎年春に固定資産税・都市計画税(土地・家屋・償却資産)納税通知書が届きます。4月中に一括納付するか、4回(4月、7月、12月、2月)に分割して納付するかを選択できます。なお、いずれの方法で納付しても税額は変わりません。

軽減の特例

土地に対して

古くは地租と呼ばれた土地に課する税。世の中の変化と共に制度も大きく変わっています。現在の土地に対する固定資産税・都市計画税は、「住宅用」という条件の下で大幅に軽減される仕組みになっています。

 

土地面積が200m2まで:課税標準額1/6に軽減
土地面積が200m2超:課税標準額1/3に軽減

家屋がある限り、単純に税額が1/6や1/3になるのでとても大きいです。

 

でもちょっと待って!!我が家の土地面積は200.1m2です。200m2をわずかに超えるので、1/3にしか軽減されないのか・・・orzと思いつつ、こんな分筆をした不動産会社を恨んでいました。しかし、私の理解が間違っていました。

 

200m2までは1/6、残りの0.1m2が1/3に軽減というのが正しいみたいです。よかった・・・。

家屋に対して

床面積が120m2まで:3年間固定資産税額を1/2に軽減
(長期優良住宅の場合は5年間1/2に軽減)

 

これがタイトルに入れた「期限付き軽減」に相当する部分です。3年間1/2に軽減されますが、4年目からは軽減が無くなるので単純に税額が2倍になると考えてください。なお、都市計画税の家屋に対する軽減はありません。

我が家の固定資産税と都市計画税

具体的な数字を見た方が理解しやすいと思いますので、我が家の実例を公開します。

 

まず、我が家の建築スケジュールは以下の通りでした。

2011年9月   土地を購入すると宣言
2012年1月下旬 土地代金を決済、登記
2013年6月   入居
2013年9月   完工

詳細はこちらを参照ください。

 

毎年1月1日時点の土地・家屋の所有者は以下の通りでした。

  土地 家屋
2011年 不動産会社 なし
2012年 不動産会社 なし
2013年 なし
2014年(入居1年後)
2015年(入居2年後)
2016年(入居3年後)
2017年(入居4年後)

 

2011年と2012年は土地の所有者である不動産会社が納税し、購入日に応じて日割り計算した税金を後日請求されました。不動産会社との割り勘ですね。2011年の割り勘はこんな感じでした。1月1日の所有者が4月から翌年3月分の税を納めるということですが、地域によっては1月から12月で区切る場合もあるようです。

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毎年の固定資産税・都市計画税の合計税額(年額)は以下の通りです。地方都市にある土地面積:200.1m2(約60坪)、床面積:127.93m2(約39坪)の木造住宅でこの程度の税額です。

  合計税額(円) 備考
2011年 12,779 土地(軽減なし、67日分負担)
2012年 66,445 土地(軽減なし、全額負担)
2013年 66,100 土地(軽減なし)
2014年(入居1年後) 104,300 土地(軽減あり)+家屋(軽減あり)
2015年(入居2年後) 102,900 土地(軽減あり)+家屋(軽減あり)
2016年(入居3年後) 102,800 土地(軽減あり)+家屋(軽減あり)
2017年(入居4年後) 156,600 土地(軽減あり)+家屋(軽減なし)

 

2011年から2013年は家屋がない状態なので、土地の税は軽減されません。入居した翌年の2014年からは家屋があるので土地の固定資産税は1/6、都市計画税は1/3に軽減されますが、家屋の税が加わります。ただし、当初3年間は家屋の固定資産税は1/2に軽減されます。

 

そして、問題の入居4年後である2017年・・・家屋の1/2軽減が無くなり、合計税額は前年の約1.5倍になっていますね。これを考慮しておかなければ、4年目の春に泣きを見ます。固定資産税・都市計画税の算出根拠となる課税標準額などの明細やざっくりとした計算法を記事末に参考までに載せています。

お得な納付方法

納税通知書にはバーコードが付いていて、銀行や郵便局、コンビニでも納付可能です。ただし、払込金額が30万円を超える場合や納期限が過ぎた場合はコンビニでの納付は不可となっています。

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今狙っているのは「クレジットカードで納付してポイントをもらう」ですが、納税通知書をコンビニに持って行っただけではクレジットカードで納付できません。そこでnanacoの出番です。クレジットカードでnanacoにチャージして、nanacoで納付すると、目的を達成できます。これは広く知られた方法で、何もやましいことはありません。

具体的な手順と注意事項

① nanacoカードを用意

nanacoカードは、セブン・カードサービスが発行する電子マネー用カードで、セブンイレブンなどで発行できます。ただし、セブンイレブンで普通に発行すると手数料300円が必要です。

 

たまにやっているキャンペーンで発行するか、イトーヨーカドーで発行すると実質無料になるようですが、我が家のまわりにイトーヨーカドーはありませんし、セブンイレブンのキャンペーンもやっていなかったので、300円支払って発行しました。

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なんでドアラ??カープファンなんですけど汗。

② nanacoにチャージするためのクレジットカードを用意

nanacoにチャージできるクレジットカードは多々ありますが、ポイントが還元されるカードは限られます。年会費無料のクレジットカードの中でおすすめは、Yahoo! Japanカード(JCB)か楽天カード(JCB)です。私はYahoo! Japanカード(JCB)を選択しました。

 

なぜなら、昨年の秋にYahoo! Japanカードのキャンペーンをやっていたからです(終了済)。それだけです。これに限らず、クレジットカードを発行する場合はキャンペーンに乗るとかなりお得です。そして、ポイントサイトを経由して発行するとお得さが倍増します。例えばこんな感じです。

 

昨年秋の場合は、発行+カード1回利用で合計11,111円相当のポイントがゲットできるYahoo! Japanのキャンペーンに乗り、さらに、ポイントサイトのドットマネーで発行して9,750相当のポイントもゲット。合計20,861円相当のポイントをゲットできました。クレジットカードを発行するだけで2万円もらえるとなればお得すぎますね。

 

さて、そんなYahoo! Japanカードですが、私には以下の使い道があります。実はT-POINTもアツい使い方があるので、後日記事にしたいと思います。

  • T-POINT貯める器(他にT-POINTカードを持っておらず)
  • nanacoへチャージ(今回の主題)
③ Yahoo! Japanカードからnanacoにチャージして納付

まず、Yahoo! Japanカード(JCB)の管理画面からJ/Secure(本人認証サービス)の登録をします。これをしなければnanacoへチャージできないのでご注意ください。

https://card.yahoo.co.jp/

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次にnanaco会員メニューから「クレジットカードの事前登録」をして、nanacoとYahoo! Japanカード(JCB)を紐づけます。そうするとチャージできるようになります。

nanaco / ログイン

 

これでYahoo! Japanカード(JCB)からnanacoにチャージするとチャージ額の1%のT-POINTが還元される準備が整いました。現金納付では何も還元されないのでお得ですね。

 

クレジットカードからnanacoにチャージする場合は以下の利用制限があります。要すればnanacoを複数枚用意すればいいでしょう。

  • 利用金額:1か月20万円まで
  • 利用回数:1か月15回・1日3回まで
④ 番外編:ポイント活動で稼いだポイントからnanacoにチャージして納付

少し話がそれますが、ポイント活動をしている方は稼いだポイントをnanacoにチャージすることもできます。基本的にポイントは無料で稼げますので、全額ポイントチャージできる場合は実質納税負担ゼロということになりますし、全額は難しくても一部をポイントで負担できれば実質負担を減らすことができます。

 

ポイント活動についてはこちらを参照してください。

我が家の固定資産税・都市計画税の明細(参考データ)

税額の算出根拠となる評価額、課税標準額を載せておきます。評価額はブラックボックスとなっており、素人が計算して求めることは困難ですし、通知された額が正しいのかを確かめる術もありません。一応、計算法はこちら。理解不能汗。

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/ichiran13/pdf/kaoku.pdf

土地の固定資産税

評価額(A)は購入額の1/3ほどです。この辺の理屈はよく分かりません・・・路線価と連動しているようで、年々低下していくものではありません。課税標準額(B)は、家屋なしの2012年と2013年は(A)の0.7倍ほどなのですが、家屋ありの軽減がスタートすると(A)の1/6となっています。それにしても1/6は大きい!

土地 評価額
(A)
固定課税標準額
(B)
固定資産税額
(C)
備考
2012 5,692,684 3,908,575 54,720 B≒0.7xA, C=Bx1.4/100
2013 5,569,678 3,898,774 54,500 B≒0.7xA, C=Bx1.4/100
2014 5,466,673 911,154 12,756 B=A/6 C=Bx1.4/100
2015 5,189,659 864,985 12,109 B=A/6 C=Bx1.4/100
2016 5,147,857 858,018 12,012 B=A/6 C=Bx1.4/100
2017 5,086,054 847,717 11,868 B=A/6 C=Bx1.4/100

土地の都市計画税

都市計画税の課税標準額は固定資産税と共通です。算出法も固定資産税に倣えですね。

土地 評価額
(A)
都計課税標準額
(B)
都市計画税額
(C)
備考
2012 5,692,684 3,908,575 11,725 B≒0.7xA, C=Bx0.3/100
2013 5,569,678 3,898,744 11,600 B≒0.7xA, C=Bx0.3/100
2014 5,466,673 1,822,312 5,466 B=A/3 C=Bx0.3/100
2015 5,189,659 1,729,971 5,189 B=A/3 C=Bx0.3/100
2016 5,147,857 1,716,037 5,148 B=A/3 C=Bx0.3/100
2017 5,086,054 1,695,435 5,086 B=A/3 C=Bx0.3/100

家屋の固定資産税

実は2014年の評価額(A)は、完成後1年目の評価額として0.8倍されています。完成した年の評価額を逆算すると、827万円/0.8=1,034万円となり、これは購入額の1/3ほどです。課税標準額(B)は評価額(A)と同じです。3年間の軽減が適用されるのは、120m2まで。我が家は127.93m2なので、少し細かい計算をしています。軽減が終了した2017年の税額が残念すぎます。

家屋 評価額
(A)
固定課税標準額
(B)
固定資産税額
(C)
備考
2014 8,270,189 8,270,189 61,480 B=A, C=Bx1.4/100/2x120/127.93+Bx1.4/100x(1-120/127.93)
2015 8,218,458 8,218,458 61,095 B=A, C=Bx1.4/100/2x120/127.93+Bx1.4/100x(1-120/127.93)
2016 8,218,458 8,218,458 61,095 B=A, C=Bx1.4/100/2x120/127.93+Bx1.4/100x(1-120/127.93)
2017 8,218,458 8,218,458 115,058 B=A, C=Bx1.4/100

 

我が家のコストについてはこちらを参照ください。

家屋の都市計画税

評価額、課税標準額とも固定資産税に倣えです。家屋の都市計画税は軽減の特例がありません。

家屋 評価額
(A)
都計課税標準額
(B)
都市計画税額
(C)
備考
2014 8,270,189 8,270,189 24,810 B=A, C=Bx0.3/100
2015 8,218,458 8,218,458 24,655 B=A, C=Bx0.3/100
2016 8,218,458 8,218,458 24,655 B=A, C=Bx0.3/100
2017 8,218,458 8,218,458 24,655 B=A, C=Bx0.3/100

 

固定資産税・都市計画税は何年後にいくらになるか

土地と家屋の固定資産税・都市計画税の税額が大体把握できました。そして、ずっと納付し続けなければならないことも分かりました。しかし、家屋は経年劣化していくので、税額は徐々に下がっていくはず。いったい、いつ頃どのくらいまで下がるの?って気になりますね。

 

家屋の固定資産税のところで、「2014年の評価額(A)は、完成後1年目の評価額として0.8倍されています。」と言いました。この倍率は、「経年減点補正率」と呼ばれていて、最終的に0.2倍まで下がります。もう一度この資料。P.84が木造家屋の経年減点補正率です。

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/ichiran13/pdf/kaoku.pdf

 

0.2倍に下がるまでに要する年数は、家のグレードや物価変動などにも依存するのですが、我が家の将来の税額を予想したところ・・・

 

入居25年後に経年減点補正率は0.2倍にまで下がり、物価変動がないとすると、家屋の固定資産税:28,946円、都市計画税:6,203円。土地の税額は不変とすると、合計約5万円強を納め続けることになりそうです。

まとめ

固定資産税は地方税の主力成分のようなので仕方ないと思いつつも、もう少し根拠を明確にしてほしいところです。これから家を建てようという方は、資金計画に織り込んでくださいね。もう家を建てた方は、少しでも税金を還元してもらいましょう。ポイント活動は税金に限らず、生活に潤いを与えてくれますよ。

  • 入居4年後に家屋の固定資産税が倍増することに注意(長期優良住宅なら6年後)。
  • nanacoへクレジットカードからチャージしてセブンイレブンで税金を納付すると1%還元されてお得。
  • ポイント活動している方は、nanacoへポイントチャージして納付すると実質納税負担ゼロも可能。
  • この方法は固定資産税・都市計画税だけではなく、自動車税や国民年金などにも適用可能。