ANAプレミアムメンバー特典のひとつ「エコノミーからのプレエコ変更」にまつわる疑問解決。

ANAプレミアムメンバー（SFCメンバー以上）に与えられる特典に釣られてSFC修行を決行しております。今回は数ある特典の中でも「エコノミークラスからプレミアムエコノミークラス（プレエコ）へ無償で変更」に着目します。

この特典、すごく魅力的だと思いますが、プレエコに乗ったこともなければプレミアムメンバーでもない私はいくつか疑問がありました。

1. そもそもプレエコってどうなのか（特典、座席など）
2. どのタイミングでどうやってプレエコに変更されるのか
3. 予約するエコノミークラスはどんな予約クラスでもいいのか
4. 家族4人だと使い道なしか

先日の出張で初めてプレエコに搭乗する機会がありました。下記赤字部がプレエコ。

往路：ITM-HND-CDG

復路：CDG-HND-NGO

私は最初からプレエコで予約していましたが、同行者はANAプレミアムメンバーなので、最初はエコノミークラスで予約してからのプレエコ変更でした。同行者を観察したり話を聞いたりする内に疑問が解けてきたので、プレエコ体験談と共にシェアしたいと思います。

1. そもそもプレエコってどうなのか（特典、座席など）

エコノミークラスからプレエコに変更するって話の前に、プレエコってどうなのか。

1-1 プレエコの特典

プレエコに変更する権利がある方は既にANAプレミアムメンバーの資格を持っているので、そちらの特典を受けられます。一方、ANAプレミアムメンバーではない方がプレエコを予約した場合に受けられる特典は、主なものだけでも以下の通りです。

　① 専用チェックインカウンターの利用
　② 受託手荷物の優先受取
　③ ラウンジの利用
　④ 食後にビジネスクラスのデザート・ドリンク・軽食

詳細は公式サイトにて。PREMIUM ECONOMY｜Service & Info[国際線]｜ANA

少し補足します。

① 専用チェックインカウンターの利用

今回の旅程は国内線乗継がありました。まず、往路最初のITMでは何食わぬ顔でビジネスクラスカウンターに行くとチェックインできました（本当はNG？）。

復路最初のCDGでは同行者にくっついてビジネスクラスカウンターからチェックイン（これはいいんですね）。復路国内線乗継のHNDでもビジネスクラスカウンターからチェックイン。

プレミアムエコノミー専用のチェックインカウンターなんてありましたっけ？視界に入りませんでした。。。

② 受託手荷物の優先受取

基本的に受託手荷物の優先受取が可能で、荷物にはプライオリティタグが付けられるはずですが、先日のフライトでは付く場合と付かない場合がありました。担当者の気分次第？

ちなみにITM発ーHND乗継ーCDG着・受取ではITMで付かず、CDG発ーHND着・受取ではCDGで付き、その後のHND発ーNGO着・受取でもHNDで付きました。謎です。。。

③ ラウンジの利用

往路のHND、復路のCDG（つまり国際線出発空港）ではもちろんラウンジOKでした。一方、国内線出発空港のラウンジは往復ともNGでした。ビジネスクラスの時はOKだったのですが。。。

④ 食後にビジネスクラスのデザート・ドリンク・軽食

プレエコの食事はエコノミークラスと同じです。食事の際のドリンクもエコノミークラスと同じですが、プレエコならスパーリングワインが選択できます。しかし、食後（～2回目の食事前まで）は待遇がガラリと変わり、ビジネスクラスのデザートやドリンク、軽食などが提供されます。

「こちらがビジネスクラスのワインです」と持ってきてくれますが、黙っていればエコノミークラスのワインでも分からないかも笑。

往路でそれを知った私は、復路はラウンジで食事を済ませて乗り込みエコノミークラスの機内食はキャンセル。食後のメニューから参戦しました。ちなみにカップ麺を食べてみましたが、気圧が低くて沸点が低いからなのか、微妙に微妙でした。

1-2 プレエコの座席

プレエコに搭乗した感想を一言で述べよと言われたら、「ちょっと広いエコノミークラス」です。ピッチ（前後方向）が広いので足は結構伸ばせます。レッグレストが良い感じ。

往路はガラガラだったので2席使えまして、プレエコ超快適～♪と思いました。
荷物は隣席に置き、隣席モニターにフライトログを表示しながら自席モニターで映画を観たり。自席のテーブルで食事の時は隣席テーブルにPCを置いたり。前席がリクライニングしてきたら隣席に移動したり。

まぁやりたい放題でした。

一方、復路は満席でした。前席がフルリクライニングすると最悪。前後方向はかなり圧迫感があります。窓側席だったので、通路に出るのも一苦労です。私はトイレが遠いので、10時間のフライトでも1回くらいしか席を立ちませんが、次回は通路側必須。φ(..)メモメモ

バルクヘッド席なら少しはましかもしれません。6月下旬のシドニーSFC旅行の往路はバルクヘッド席のプレエコ（のはず）なので、体感してこようと思います。文末をご覧ください。

コンセントの位置が少し分かりにくかったです。隣席との境界の足元にあります。

また、窓のシェードが無くてしばし考えました。機材はB787-9。

このボタンは何？

　

ボタンを押して暫くすると外が見えなくなりました。電子シェードだったんですね。明るさは5段階調節できます。

2. どのタイミングでどうやってプレエコに変更されるのか

私はチェックイン時に自動的に変更されるのかと思っていましたが、違うようです。出発24時間前以降に自分で変更手続きをする必要があり、プレエコに空きがあれば変更できる。

つまり早い者勝ちだと。

オートチェックインにしておけば、お知らせメールが来るけど、やはり自分で変更手続きをする必要あり。

出発24時間前は変更手続きに備えておかねばなりませんね。φ(..)メモメモ　Q&A詳細

先日の帰国便は20:05CDG発でした。そしてその前日の20時頃に同行者と夕食に行こうとしていたのですが、「大事な仕事があるから20:10からにしてくれ。」と。変更手続きしていたのね笑。

3. 当初予約しているエコノミークラスはどんな予約クラスでもいいのか

同行者が予約していたのはBasic Plusでしたが、どんな予約クラスでも空きさえあればプレエコに変更可能だそうです。これがこの特典の素晴らしさだと思います。

プレエコは以下の路線に導入されています（2017年6月10日時点）。中長距離路線ばかりですね。今年に入って羽田ークアラルンプール線と成田ーホノルル線が追加されています。定期的に確認が必要そうです。

プレミアムエコノミー導入路線拡大！｜ご旅行の準備[国際線]｜ANA

4. 家族4人だと使い道なしか

「エコノミークラスからのプレエコ移動」が使えるのは、ANAプレミアムメンバー（SFC家族会員含む）です。我が家（夫婦と子供2人）の場合は、残念ながら家族旅行では使えそうにありません。エコノミークラスで出張の際にプレエコ設定があれば積極的に使おうと思います。

その他

プレエコはアップグレード可能な予約クラスです。マイルやANAプレミアムメンバーに付与されるアップグレードポイントなどを使ってビジネスクラスにアップグレードできます。

シドニーSFC旅行の復路は25,000マイル使ってプレエコからビジネスクラスにアップグレードしました。往路は空席待ちのため断念して、プレエコバルクヘッド席のレビューに専念します。・・・と思って予約画面を確認したら、空席になっていたので思わずアップグレードしちゃいました笑。