ドクターMの家造りのすすめ

伝統工法、無垢の木、竹子舞、漆喰、いぶし瓦の家の主より

我が家の仕様(壁編)。土壁、漆喰のコンビ。無垢の木を添えて。

我が家の中で最も特徴的なところを挙げよと言われたら、と答えます。いや、他にも色々あるんですけどね。英語でよくある「最も~のうちのひとつ」という表現に馴染めません。「最も」と言ったら一つじゃないの・・・

前記事でお話したように、一般的な壁の構造はこのようになっていますね。

wall-section

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我が家の壁(1F)、無垢の木の外壁でメンテナンスフリーへ挑戦。

無垢杉板の外壁

我が家の壁は、外から見ると1Fと2Fで違います。

my-house

 

まず、1Fの壁の断面はこのようになっています。

wall-section-1F

 

一番外側が無垢の杉板で厚さは30mmです。杉板に防腐剤などを塗るかどうか、少し迷いましたが、いわゆる削りっぱなしの無塗装にしました。何かを塗ると、必ずメンテナンスが必要になります。無垢板にした場合は、比較的早い段階に経年変化で銀鼠色に変わりますが、性能上は全く問題ないのです。この色合いの変化を劣化とみるか、味が出たとみるか。私は後者だと言い聞かせました。

板が反って隙間ができると具合が悪いので、できるだけ厚板にしています。また、長い板を張り合わせて壁を作るのですが、板を横に張るか、縦に張るかという選択肢がありました。汚れが上から下に流れることを期待して縦張りを採用しました。さらに、なるべく壁を守るために軒を深く出しました。これで数十年間放置プレーに挑戦してみます。

outer-wall-1F_2

outer-wall-1F

 

湿気に強い断熱材、パーフェクトバリア

断熱材はポリエステル系のパーフェクトバリアという製品を採用しました。厚さは100mmです。主に室内側で土壁の調湿性を活かすために、一般的な壁に入っている防湿シートを入れません。したがって、土壁から室外側に放出される湿気を通気層へ逃がしてやる必要がありました。湿気に強く、湿気を透過する断熱材を探した結果がこれです。一般的に使用されるグラスウールやロックウールより少し値が張りますが、断熱性の確保は重要事項ですので。下記リンクによると、実勢価格では1.5倍くらいの単価の差があるようです。ちなみに我が家のパーフェクトバリア代は、約21万円でした。1Fと2Fの壁、屋根の裏側にパーフェクトバリアを敷き詰めています。

ロックウール75mm 設計価格 約835円/m2 実勢価格500円
パーフェクトバリア70mm 設計価格 913円/m2 実勢価格730円
(40坪の家の総額で約7~10万円のコストアップ。)

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我が家の壁(2F)、漆喰で蔵のイメージ。

2Fの壁の断面はこのようになっています。

wall-section-2F

 

1Fの外壁の杉板部分が漆喰に変わっています。漆喰を塗るために2.~4.の下地を作っています。

wooden-lath

lath-Asphalt-felt

mortared-wall

plaster-wall

この漆喰の白と木の茶色のコントラストが大好きです。

我が家の壁(室内)、ほぼ漆喰、一部土壁。

壁の断面図にあるように室内側は土壁の表面を漆喰で仕上げています。室内も白と茶色のコントラストです。でも、少しだけ漆喰ではない部屋があります。その一つである和室は緑っぽい色の土壁で仕上げています。右側に見える押入れの中は漆喰です。

wall-Japanese-style-room

次回は土壁について解説したいと思います。