ANA平会員の「特典航空券の取りにくさ」の検証と「特典航空券が取れない場合の代替案」に関する一考察。

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旅行・飛行機

私はANAプラチナメンバーになることを決意したところですが、ずっと気になっているのはプラチナメンバーになれば本当に「特典航空券が取りやすくなるのか」です。

ただ、現時点でANA平会員である私は「特典航空券の取りやすさ」の検証はできないので、「特典航空券の取りにくさ」を検証します笑。そして世に出回っている特典航空券が取れない場合の代替案について考察します。その前に、我が家の海外旅行に対するポリシーをば。

海外家族旅行に対する我が家のポリシー

我が家は親元から遠く離れているため、盆と正月は帰省で終わります。また、子供は学校に行く権利があり、親は子供を学校に行かせる義務があるというポリシーですので、旅行のために学校を休ませるのは論外です。会社の有休とは意味が違います。したがって、我が家が海外旅行に行けるのは、春休みと盆を除く夏休みになります。

また、現在子供は7歳と1歳なので長距離の旅行は難しいと感じています。そして小さいうちからビジネスクラスに乗せるのは教育上避けたいとも考えています。

これらを踏まえて、春休みや夏休みにANA平会員でどの程度特典航空券が取りにくいのか検証してみます

ひとつ目の題材:タイ旅行

今年の夏、タイ旅行に行く予定で、既に特典航空券を取得済ですが、夏のとある日のタイ国際航空便の特典航空券は、ANA平会員で、

ビジネスクラス2名まで取得可
エコノミークラス4名まで取得可

という結果になりました。

エコノミークラス5名はNG

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エコノミークラス4名はOK

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ビジネスクラス3名はNG

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ビジネスクラス2名はOK

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家族全員ビジネスクラスというのは難しい一方、エコノミークラスであればなんとか行けそうだと分かりました。数か月先の便ですが、現時点で予約はガラガラ(中部国際空港発のタイ国際航空便だから?)という事情もあると思います。

ふたつ目の題材:ハワイ旅行

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この検証はタダでできるので、もうひとつ。みんな大好きハワイ旅行です。同様にこの夏のとある日、ANA平会員で、

ビジネスクラス満席
エコノミークラス満席

という結果になりました。

おっと・・・さすがワイハと呼ばれるだけのことはあります。数か月時期をずらしてみても結果は変わりません。ホノルル便の場合は半年前に予約するとしても「完全に出遅れ」の模様です。

予約は1年前から可能なので、今から1年後の便を調べてみます(春休み時期はまだ予約できないため少し時期が違います)。ANA平会員で、
ビジネスクラス満席
エコノミークラス4名まで取得可

という結果になりました。どうもビジネスクラスの特典航空券は平会員には敷居が高そうです。

エコノミークラス4名はOK

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特典航空券が取れない場合の代替案

特典航空券が取れない場合に、他に方法がないかを考えてみます。ハワイ旅行が題材です。

まず特典航空券に必要なマイルをおさらいします。春休みと盆を除く夏休みはR(レギュラーシーズン)なので、エコノミークラスで40,000マイル、ビジネスクラスで65,000マイルです。

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エコノミークラスならSKYコインもあり?

お金と同じ扱いで航空券を購入できるSKYコインは、ANAマイルから以下のレートで交換できます。ANAゴールドカードを持っている場合は、マイルの最大1.6倍のSKYコインをゲットできます。

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ホノルル線のレギュラーシーズンの特典航空券に必要なマイルはエコノミークラスで40,000マイル、ビジネスクラスで65,000マイルですから、それぞれ1.6倍したエコノミークラス64,000円、ビジネスクラス104,000円の航空券をSKYコインで購入できれば、特典航空券と等価であると言えます。

では2018年の春休みの航空券代を調べてみます。エコノミークラスは諸税抜きで75,000円。75,000/64,000≒1.2倍になりますが、マイルも積算されるのでなんとか許容範囲でしょうか。

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ちなみにSKYコインで購入する場合は、今から数か月先の今年の夏便でも購入可能です。ただし、この時期の価格は少し高めなので、やはり我が家の狙い目は春休みになりそうです。

ビジネスクラスならSKYコインは大損

2018年の春休みのビジネスクラスは諸税抜きで415,000円。ビジネスクラス104,000円の航空券をSKYコインで購入できれば、特典航空券と等価になると言っていたところ、その4倍も払わねばなりません。

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ANAマイルをビジネスクラスなどの高額の特典航空券に交換すると価値を最大化できることの裏返しで、SKYコインで高額の航空券を購入するのは大損だと分かります。特典航空券の必要マイルはビジネスクラス(65,000)/エコノミークラス(40,000)=1.6倍であるのに対し、航空券代は415,000/75,000=5.5倍です。ビジネスクラスの航空券代の上昇率が大きいことがこのようなことを引き起こしています。

スターアライアンス便の海外発券を狙う

日本発の特典航空券が取れない場合、出発地を海外に設定するという案もあります。スターアライアンス便で日本以外からホノルルへ飛んでいる便、例えばアシアナ航空のソウル発ホノルル便の特典航空券を見てみます。

検証してみると、ANA平会員でも往復ビジネスクラスで4名の予約が可能でした。必要なのは85,000マイル/人なので、Lシーズンの日本発の60,000マイル/人の1.4倍です。さらに日本ーソウル往復の特典航空券(12,000マイル:エコノミークラス)も必要なので、合計で国内発便の特典航空券に必要なマイルの計1.45倍に増加します。

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所有マイルに余裕があれば、選択肢に入るかもしれません。航空券が取れなければいくらマイルを所有していても意味がありませんし。

ANAプレミアムメンバーによる「特典航空券の取りやすさ」に関する検証

ANAプレミアムメンバーになったので、今後検証して追記します。

まとめ

春休みを想定したタイ旅行とハワイ旅行を題材に、「ANA平会員の特典航空券の取りにくさ」を検証した結果、以下のことが分かりました。

  1. ANA平会員は特典航空券(エコノミークラス)4名分を取得可能。ただし、人気路線は1年前の予約が必要。
  2. ANA平会員は特典航空券(ビジネスクラス)2名分を取得可能な路線もある。ただし、人気路線は1年前の予約でも困難。
  3. SKYコインで航空券(エコノミークラス)を購入する場合、特典航空券より1.2倍ほど消費マイルが増加するものの、人気路線でも半年前の予約が可能。
  4. SKYコインで航空券(ビジネスクラス)を購入する場合、特典航空券より4倍も消費マイルが増加するので、この選択肢はない。
  5. ANA平会員は特典航空券(ビジネスクラス:スターアライアンスの海外発便)4名分を取得可能。ただし、消費マイルは国内発便の1.45倍に増加。

エコノミークラスを狙う場合は、特典航空券またはSKYコインを利用すればANA平会員でもなんとかやっていけそうな感触です。しかし、この場合は特典航空券以外のANAプレミアムメンバーの優遇も最大限享受できるので、プレミアムメンバーを目指す決意は揺らぎません。

ビジネスクラスを狙う場合は、ANA平会員(特に家族持ち)ではかなり苦戦を強いられます。この場合はANAプレミアムメンバーの特典航空券の優遇が威力を発揮するでしょう。それ以外の多くの優遇は、ビジネスクラスに付属することになります。

というわけで、いずれにしてもANAプレミアムメンバー万歳という結果です。
マイルを貯める際には、マイルをどのように使うのかも合わせて考えておく必要があります。特典航空券が取れない場合の代替案をいくつか持っておくと安心ですね。

私は初めて海外旅行に行ったのは就職してからなので、子供たちには早いうちから異文化に触れてほしいと考えています。当面は貯めたマイルを使って、アジア~オセアニア~ハワイあたりに(エコノミークラスでいいので)、できるだけ多く行きたいと思います。ただ、上の子が1歳の時、オアフ島とマウイ島に行きましたが、全く記憶にないそうなので汗、もう少し大きくなってからの方がいいのかなとも思ってみたり。

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