ブログ1年生がPVを増やすためにSEOを真面目に考えた結論。

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ブログ運営

はてなブログを始めて間もなく1年。

好きなように書いているだけなのに、読者の方々から反応があると、すごく励みになります。しかし、もう少し「PVを増やしたい」と思うようになり、あわよくば「狙ったターゲットからの検索流入を増やしたい」とも思い。素人なりに調べた結果、SEOとやらは避けて通れない道だと今さらながら気付きました。

ググってみると、挙がってくるのは三種の神器。

  • アナリティクス
  • サーチコンソール
  • キーワードプランナー

ここだけの話ですが、私的な評価は以下。

  • アナリティクス:リアルタイムユーザーを見て凹みたい時に起動。
  • サーチコンソール:ブログ開始時に登録必須と聞いて登録するも、何ができる子なのか不明。
  • キーワードプランナー:かつてはキーワードの検索ボリュームを知ることができたらしいけど、仕様が変わりGoogle検索画面に有料で広告を出すツールと聞きかじって、不要の烙印→忘却の彼方へ。

つまり、全く使っていない。でもググるとSEOを考えたブログ運営には必須ツールとな・・・。そこまで言うなら理系男子の名にかけて、少し使ってみようじゃないか!と相成りました。

いきなり全機能を使いこなすのは難しいので、最低限これだけは!という超基本的なところだけを使ってみて、何ができる子なのかを体験しました。そして三種の神器から得られたデータを今後のブログ運営にどのように役立てるべきなのかを真面目に考察しました。

まずはこれまでのブログスタンスを開陳(ダメな典型例)

三種の神器は一切使っていませんが(はてなのアクセス解析を見る程度)、以下のことくらいは気にして書いています。

  • 記事毎に読者像を思い描き
  • どんなキーワードで検索しそうかを想像して
  • そのキーワードを散りばめて
  • 読者が何を知りたいかを想像して
  • その答えを用意して
  • できるだけ分かりやすく

以前偉そうなことを言っていたものの、

厳密に考えながら書いているわけではありません。毎回そんなことをするとフリーズしてしまいます。ただし、記事をアップするまでに何度も見直して、わざと日を空けて推敲するようにはしています。

しかし、一度アップしたらハイそれま~で~よ~♪ってな感じで完全に放置プレーです。よく言われるリライトってのは、誤記があれば修正したり、最新情報に改めたり、書き漏らしたことを追記するのかな~と思っていました。

キーワードは重要だと思っていますが、アツいキーワードを知ったとしても、キーワードから記事を起こすなんて芸当はできそうにありません。キーワードプランナーの仕様変更も相まって、キーワードがアツいかどうかは全く気にしていません。

読者像(ターゲット)としては、これから家造りをしようとしている人、これから陸マイラーになろうとしている人などを想定しています。たまには雑談的にそれ以外の方に向けて書くこともあります。したがって、既に家造りが完了したり、陸マイラーになった人が集まっているであろうブログ村には参加していません。貧弱PVを世間に曝す羞恥プレーには耐えられませんし笑。

このようなスタンスで書いてきたので、なるべくしてなった地を這うようなPV。才能がないと言われればそれまでですが、全然手をかけていないからに違いないと慰めて反省して、ちょっくら頑張ろうと前向きに考えているところです。

アナリティクスで何ができる?

ブログへのアクセスに関する成績表を確認できます。「PVはどのくらいか」「アクセス上位はどの記事か」「どこから流入しているか」「ブログ内でユーザーがどう動いているか」などが分かります。※独断と偏見の一例です。

使い方

アナリティクスの管理画面をそのまま載せるのはAdSense的にNGとのこと(数値を消せばOKなのかもしれません)。

詳しくはググって欲しいのですが、画面左のメニューの「行動」ー「サイトコンテンツ」ー「すべてのページ」と選択すると、記事毎のPVなどが一覧表で確認できます。一覧表はダウンロード可能です。

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記事に名前を付けていない場合は、一覧表上部にある「ページタイトル」を選択すると、記事タイトルが表示されて見やすくなります。

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また、「行動」ー「行動フロー」と選択すると、ブログ内のユーザーの動きなどが確認できます。

ブログへのアクセスに関する成績表を、「PV増」「狙ったターゲットからの検索流入増」にどう繋げるのか??

  • 人気記事を強化する
  • 人気記事の関連記事を増やす
  • 不人気記事は原型を留めないほど整形する
  • 流入経路に偏りがあれば対策を打つ

などは「PV増」に繋げられる可能性がありますが、この程度ならば、はてなのアクセス解析でもできそうです。しかし、「狙ったターゲットからの検索流入増」は難しそう。

ユーザーの動き、例えば、ランディングページ(最初にブログに来てくれた場所)を見た後、どこに行っているか。これは重要だと思いました。

もしもランディングページを見て直帰される割合(直帰率)が高い場合は、ブログ内を回遊するように導く必要があります。回遊率が上がればPV増に繋がることは理解できます。また、最も見て欲しい記事(勧誘やアフィリエイトなど)があれば、そこへ導く動線が整っているかも検証する必要があります。

ということで、アナリティクスは、アクセスに関する成績表を確認できて、ブログ内の動線を見直すためのツールに認定します。この視点でリライトすればPV増に繋げられそうです。

サーチコンソールで何ができる?

ブログへの検索流入に関するキーワードの成績表を確認できます。「どんなキーワードでどのくらい検索流入しているか」「キーワード毎のグーグルでの検索順位:自ブログ記事が何番目に表示されるか」などが分かります。※独断と偏見の一例です。

これは超重要そうなオーラを感じます!ちなみにキーワードのことを専門用語で検索クエリと呼んでいるようです。当然ながら、このデータを入手できるのは記事を公開した後になります。

使い方

画面左のメニューの「検索トラフィック」ー「検索アナリティクス」を選択します。

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次に、「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」にチェックを入れます。そして、「ページ」の下にあるメニュー(フィルタなしと表示されているところ)から「ページをフィルタ」を選択します。出てきたウィンドウに記事のURLの一部(この記事なら”SEO”)を入力して「フィルタ」を押下します。

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すると、指定した記事に関するキーワードと掲載順位などが一覧表で確認できます。一覧表はダウンロード可能です。

ブログへの検索流入に関するキーワードの成績表を、「PV増」「狙ったターゲットからの検索流入増」にどう繋げるのか??

アナリティクスから得られた記事毎のPV数と、サーチコンソールで得られた記事毎の平均検索順位をプロットしたのが以下。母数が少なくてアレなんですが、線形近似でも3次の多項式近似でも、検索順位とPVには相関がありそうです。つまり、グーグル検索で上位表示させることは、「PV増」に直結しそうです。

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平均検索順位でも上記の傾向が確認できますが、当ブログのアクセス上位の記事には、検索順位が高いキーワードが関連語や組み合わせまで含めて網羅されていることが分かりました(マグレ)。たしかにあるキーワードでググってみると、公式サイトの次など上位に表示されました。そのようなキーワードが複数あるようです。知らんかった・・笑。

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ということで、栄えあるPV数の第一位はこちら。

PV履歴を見ると、グイグイ上昇して最近は高値安定しています(当ブログ比)。知らんかった・・笑。頑張って死守したい。

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これを狙い撃ちできるスキルがあれば、相当強力な武器になりますね。適当に感覚で書いていても検索順位が高い方は、変態的な嗅覚の持ち主なのでしょう・・・。

感覚ではなく、具体的なデータに基づき、記事のタイトルや見出しや本文を見直して、検索順位を上げている方、それを継続的にやっている方こそが、安定して多くのPVを稼いでいる真のPV強者なのだと思いました。もちろん有益なコンテンツであることは大前提です。しかし、「狙ったターゲットからの検索流入増」は難しそう。

ということで、サーチコンソールは、キーワードの成績表を確認できて、抑えるべきキーワードを見直してグーグル検索で上位表示させるためのツールに認定します。有益なコンテンツなのに、ちょっとしたキーワード選定のミスで損している場合があるかもしれません。これこそがリライトの真の目的なのかも?!かなり地道な努力が必要ですが、やればやるだけ成果が上がりそうなのでやりがいはあると思いました。

キーワードプランナーで何ができる?

記事に関係なく単純にキーワードの戦闘力を知ることができます。「キーワード・関連キーワード・キーワードの組合せの検索ボリューム」「キーワード(同左)の競合性」などが分かります。

検索ボリュームは、そのキーワードでどれくらい検索する人がいるかの目安を示しています。ただし、2016年のキーワードプランナーの仕様変更により、検索ボリュームが10万~100万などの曖昧な表現になっています。また、どのくらいのボリュームが狙いどころなのかは判断が難しそうです。

競合性は、そのキーワードに入札している広告主がどれくらいいるかを示しています。競合性が高いキーワードには、広告主が大勢いるという意味なので、お金に結びつきやすいキーワードであると推察できます。競合性が高い=ブロガーが大勢いて競争が激しい=上位表示が難しそうだ、という意味ではなさそうです。

使い方

登録方法が分かりにくかったので、参考サイトを載せておきます。

GoogleAdwordsキーワードプランナーが使えない!?初めて使う方はこの手順でやってみて! | ブログマーケッターJUNICHI

使い方は簡単です。「運用ツール」ー「キーワードプランナー」からキーワードプランナーを起動します。

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赤枠部にキーワードを入力して、「候補を取得」を押下します。

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例えば、「クレジットカード」を入力すると以下の結果が得られました(左側のメニューのターゲット設定で日本語を選択済)。検索ボリュームはかなり大きく、競合性も高く、お金に直結しそうなキーワードです。一覧表には、クレジットカードに関連するキーワードやキーワードの組合せも沢山出てきて、それらの戦闘力が分かります。

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ここからどうやって狙うキーワードを決めるのか。腕の見せ所というか、ノウハウが必要になりそうです。どうやらキーワードプランナーだけで決めるのではなく、キーワード候補をピックアップしたら、実際にそのキーワードでググってみて、様子を伺う(ライバルがどのくらいいて、上位表示の難易度はどのくらいか)という地道な作業が必要そうですし、経験が必要になりそうです。

キーワードの戦闘力を、「PV増」「狙ったターゲットからの検索流入増」にどう繋げるのか??

検索ボリュームと競合性を勘案して、狙うキーワード候補を探し出し、グーグル検索結果も踏まえた上でキーワードを選定。そのキーワードで検索上位表示される記事を書くことができれば最高。しかし、先にキーワードが与えられて、後で記事を書くというのは曲芸。

ならば、サーチコンソールで抑えるべきキーワードを見直す際に、より戦闘力の高いキーワードを仕込むという作戦が現実的だと思います。しかし、今の私には、キーワードの戦闘力としてどの辺りが狙い目なのか判断が難しいのが正直なところ。

ところで、SEOについて調べていると、「狙ったキーワードが云々」という記載が多々見受けられます。また、ほぼ確実に「具体的なキーワードは秘密」とあります。キーワードを狙っていない者としてはその真意が分からなかったのですが、

もしかしてだけど~

戦闘力の高いキーワード、検索上位表示に結びつくキーワード、関連語や組み合わせまで考慮したキーワード群、などを指しているのかもしれません。PVの源泉になるのですから、そりゃ重要機密ですよね。

また、「狙ったターゲットからの検索流入増」の答えはココにあるのかも。狙ったターゲットが検索しそうなキーワードで戦闘力の高いものを探すってことですが、地道過ぎ??

ということで、キーワードプランナーは、キーワードの戦闘力を測るスカウターに認定します。

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以上を踏まえた今後のブログ運営方針

  • 三種の神器を駆使して、記事を分析した結果に基づき、「ブログ内の動線を見直す」「抑えるべきキーワードを見直してグーグル検索で上位表示させる」という視点でリライト
  • 狙ったターゲットが検索しそうなキーワードで戦闘力の高いものを探し、それを踏まえた記事を書く
  • 結局有益な記事を増やすのが最重要課題(記事数少なすぎ!)。

数多くのデータが集まれば分析し甲斐があるのですが、あまりにも記事が少なくて、三種の神器を使うのは十年早い!って感じがします。逆に細かく分析できそうではありますが。

記事数(カテゴリーリンクなども含む)と全体PVへの寄与率の累計(PV昇順に記事を並べて、全体PVに対する各記事PVの割合を累積したもの)の関係は以下のようになっています。上位20記事で全体PVの80%を稼いでいる模様。これらの記事に手を加えながら、全体PVへの寄与が小さい記事の底上げも図りたい。って全部かよ!

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別の視点のPV増手法

忍法!質より量作戦

100PVの記事を1,000個用意すれば10万PVという考え方もあります。私好みではないのでやりません(やれません)が。安定して100PV稼ぐ記事を書くことですら大変だし、それを1,000個も量産できる能力があれば、今頃は左団扇ですわ!

忍法!はてブ懇願作戦

はてなブックマーク(はてブ?ブクマ?)が付くと嬉しいですよね。はてな新着に載れば、PV増のチャ~ンス♪

はてブによるPV増は幻想なのか?本ブログの中で、過去に多くのはてブ(とは言えたったの2桁・・)が付いた記事のその後を分析してみます。

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AdSenseの記事は、一過性のアクセス増だけでなく、その後も検索上位に残り続けました。今回見たら危篤でしたが・・。こういう記事にこそ手を加え続けるべきなのだと学びました。

しかし、タダで海外旅行(ポイ活)の記事は一瞬のフィーバーで終わっています(数日でご臨終)。フィーバーの間に、読者が増えるという別の効果はありました。しかし、はてブを狙って記事を書くのは至難の業ですし、再現性が低いのかなと思います。

もちろんPVブースターとしては申し分ないので、毎回沢山はてブが付くなら、この上なく幸せです。はてブが付くと嬉しいです。はてブが付くと飛び上がって喜びます。

コメント

  1. kumagoromi より:

    (数字は隠してますが)ちょうどアナリティクスの絵を貼った記事を出してしまいました笑

  2. maiching より:

    クマゴロさん、コメントありがとうございます。タイトル変更は勇気いりますね^^; でもそれで成果を上げている方もおられるようなので、私も勉強しようと思います!

  3. 鳳梨de中國 より:

    私もサイト始めたときは特に気にもせずに作って,その後真面目にSEOをやってみたもののさほど増えず,好きなことを書いてたらいつの間にか10万PV達成していました。ただ,そこまでに3年費やしましたが。
    どんなネタでもいいと思うのですが,オリジナリティと言うか,何らかの視点があって読者が面白いと思ってくれないと,はてブの件で言及されている通り一過性で死亡してしまいます。
    言うは易く行うは難しではないですが,ブログで食べていけるヒトは,それはそれでプロなのだなぁとこの記事と自分の過程振り返って思いました。私のような怠け者には無理です(笑)

  4. maiching より:

    鳳梨de中國さん、コメントありがとうございます。3年以上も継続されていること自体が素晴らしいと思います。そして10万PVも?!未知の世界です。
    中国には出張でちょくちょく行くので、ネット事情やVPNの有料サービスを調べたことがありました。結果、自宅に簡易VPNサーバーを立てて、出張時は問題なくVPN接続できております。記事にもしました。ただし、そもそものネット環境がプアな場合は中々繋がらない場合もありますね。サイトを覗かせていただいたのですが、こんなにも選択肢があったとは・・・。VPN需要としては出張者や外国人の中国滞在者なのですかね。現地人に聞くと、VPNで外の世界に出ても、特にSNSでは知り合いがいないのでつまらないと聞きました。他の記事も興味深いので拝見させていただきます。

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